● #1 瞳のとても普通な描き方(簡単でも金がかからないでもない編)●

※内容については自己責任でお願いします。※


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こちらの欄にはTIPSなどを書いていきます。

左の画像でわからない場合などに参考にしてください。



大河の場合の説明はこの色です。

さらに右側に大河用補足画像がある場合があります。


 


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当然ではありますが、ラッカーシンナー、エナメルシンナーも準備します。
ラッカー塗料はクリアーのみ(つやあり)を使用します。
またクリアーは全ての工程でエアブラシで塗っています。
エナメル塗料はその都度異なります。

インターロンは2/0などでも構いません。
2本用意するのはシンナー用と塗料用です。



大河の場合、エナメル塗料を青から茶色などに変更してください。



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ラッカー系塗料で肌と白目をエアブラシで塗布します。
ちなみにつやあり(グロス)で塗ります。
つや消しでは塗らないでください。

また、エアブラシについてですが、
「ここまでが分からない、出来ない」場合、
プラモデル用塗装など(雑誌など)を参考にしてください。


大河の場合もこの先同様です。




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個人的にはここが一番重要なポイントになります。

「ラッカーのクリアーを全体に塗布します。」


重ね塗りをしてあとあとエナメル塗料で溶けないようにします。
多少厚くなるくらいで良いです。

瞳周りが汚くなる場合というのは、
肌や白目をつや消しで塗っていたり、
またマスキングの境目に染み込む場合もあります。

クリアーを塗ることでエナメル塗料がすき間に染み込まなくなるため、
下地が汚くなることがなくなり何度でも描き直す事が出来ます。







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完全に乾かしてください。



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ここからエナメルによる筆塗装です。

黒い部分は茶色などを混ぜて調整すると良いです。
1回目は適当で構いません。
あとで直せます。


大河の場合、版権イラスト、作例、右図などを参考にしてください。






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エナメルシンナーを筆に漬け、はみ出しを直します。

綿棒ではなく筆を使用します。

当然ですがラッカーシンナーは使用しません。


注意としては、エナメルシンナーを塗装面に浸しすぎて、
クリアー面を溶かさないことです。

エナメルとは言えシンナーなので、無理に擦ったりすると
当然下地を侵食したり、傷めます。

なので1回目のクリアー層は厚めにしておくと良いです。

綿棒は筆で拭き取れなかったときに使う程度にします。




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エナメルシンナーで消しすぎたらまた描き直します。
ここには時間がかかります。

30分程度で休んだ方が効率がいいです。



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ムラはあとで直します。

筆ムラは1回で直そうとすると中々終わりません。

あとから線の追加は出来ますが、消すことは出来なくなるので、
気持ち小さめ(細め)に描いておくのも手です。



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黒目のガイドラインを描きます。マスキング用にもなります。
後々で参考にする程度ですが、
基本的にこれらの上からラインを整えるので、
一応正確である方が良いです。

自信があれば描かなくても良いです。



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完全に乾かしてください。



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エナメルが溶けないようにクリアーは1回目は軽く噴きます。

2回目以降に多めにします。




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完全に乾かしてください。



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画像緑の部分をマスキングします。
修正できるので多少広めでOKです。


大河の場合も同様。




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マスキングの上からエアブラシでエナメル塗料を塗布します。
ラッカー塗料とは勝手が異なるので十分に試し吹きをしてください。

画像ではグラデーションですがベタ塗りでも可です。

はみ出した部分はエナメルシンナーで修正します

また、このあたりの工程は筆塗りで代用しても構いませんが、
エアブラシより難易度は上がります。


大河の場合、明るい茶色系で塗ります。

可能であれば暗い茶色と明るい茶色を
グラデーションにより1回で塗っても良いです。

作例ではそうなっています。(ほとんどわかりませんが)

その場合、工程15〜20は不要になります。

やりやすいと思う方でやってみてください。



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完全に乾かしてください。



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エナメルが溶けないようにクリアーは1回目は軽く噴きます。

2回目以降に多めにします。
(同じ文章です)



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完全に乾かしてください。



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画像オレンジの部分をマスキングします。

修正できますが多少狭目にします。


大河の場合はマスキング形状は変わります。




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マスキングの上からエアブラシでエナメル塗料を塗布します。

はみ出したら工程14と同様にシンナーで修正します。

画像のように汚くても構いません

また、このあたりの工程も筆塗りで代用しても構いません。



大河の場合、暗い茶色の箇所を塗ります。




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エナメルシンナーでマスキングの境目を綺麗にします。





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完全に乾かしてください。



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エナメルが溶けないようにクリアーは1回目は軽く噴きます。

2回目以降に多めにします。

(同じ文章ですが)




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完全に乾かしてください。




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仕上げに入ります。

ハイライトや黒目のアウトライン、全てエナメル塗料です。
前に放置していた睫のムラ部分もこのあたりで修正します。
がたつきは最後に直します。


大河の場合、瞳孔とアウトラインのみを塗ります。
ハイライトはさらにあとになります。

一度に塗っても構いませんが、重なる部分が汚くなります。
エナメルが乾いてから、重なる部分を塗れば出来なくはないですが、
綺麗にならない可能性が高いです。







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完全に乾かしてください。



大河の場合、ここから工程が異なります。
工程が増えます。


アウトライン等が乾燥後、クリアーを塗布、
そのクリアーが乾燥後、(今までと同様です)
ハイライト(その1)の部分を塗ります。
ハイライト(その2)と一緒に塗っても可ですが、
その場合、お互いが触れないように注意してください。







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先ほどの状態のままだと塗料のがたつきが多く見られるので、
クリアーを重ねてがたつきを目立たなくします。

1回目で噴き過ぎないように注意してください。


大河の場合、
ハイライト(その1)が乾燥後、クリアーを塗布、
そのクリアーが乾燥後、さっきと同様です)
ハイライト(その2)の部分を塗ります。

そしてさらにその後、
クリアーを重ねてがたつきを目立たなくします(ウリンと同様)





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十分に乾かした後、つやの調整をします。

この状態だと全部グロスになっているはずですが、
お好みでグロス、セミグロス、つや消しにします。

最後のクリアーはいずれもラッカー塗料になります。




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完成しました。

作例ではセミグロス。瞳はグロスのままにしています。


大河の場合、
肌と瞳、髪の毛はセミグロス、服はグロスにしています。




※内容については自己責任でお願いします。※


2010/3/29公開