2009/10/23 WFで2010年以降、版権申請アイテムが5件までになる件について完結編

WF実行委員会よりディーラー登録通知と共に以下の文章が送られてきました。(10月初旬)
以下転載です。

ワンダーフェスティバル当日版権システム変更のお知らせとお願い

  ワンダーフェスティバル(以下WF)に参加される皆さま、今回もWFへのご参加ありがとうございます。
WFは'08年夏の東京ピッグサイトでのエスカレーター事故より1年'09年7月26日の幕張メッセでの開催をおかげさまで無事終了させていただきました。
これはご参加いただいた皆さまのご協力あってのことであり、大変ありがたく感じております。  

 そして今開催・WF2010[冬]におきましては、参加申込確認書を送付させていただくディーラーの数が1,900を超え、
過去最高となったことにより、WF2010[冬]は幕張メッセ・国際展示場1〜8ホールすべてを使っての開催となりました。  

 ただし、WF参加マニュアルを通じてすでにご承知かと思われますが、WFに参加されるディーラーの皆さまには、
今開催より当日版権のシステムに大きな修正を加えさせていただいております。

 この修正につきまして、その背景、理由を詳しく説明させていただきます。
WFに参加されるディーラーの皆さまにおかれましては、当日版権システムヘのより一層のご理解、ご協力をいただければ、と思います。

●当日版権の現状前回、WF2009[夏]では当日版権申請アイテム数は5,000の大台を超え、版権元数としても300社近い数となっております。
WF参加ディーラーの皆さまはご存じかと思いますが、当日版権商品には版権元とディーラーのあいだをWF実行委員会が仲介し、
そのひとつひとつに契約を結ぶことで、WF当日その場限りでの販売が認められるという大変特異なシステムです。

  通常のライセンス(=版権)契約と当日版権契約のいちぱん大きな違いは、
通常のライセンス契約では必用となるミニマム・ギャランティ(=最低保証金額)の支払い義務が存在しない、
つまりは「ビジネスとして最低限成り立つ版権料の支払いが当日版権契約では必要ない」ということです。
たとえばコミックのキャラクターであれば、そのコミックのライセンスを管理する出版社の担当部署が、
編集者を通して原作者にOKかNGかの確認を取り、 同じキャラクターを使用した商品の販売を希望している他社との商品仕様や価格帯、
発売時期等の調整をクリアしてようやく契約を結ぶことになるのですが、
そのためには1アイテムにつき最低でも10万円単位の最低保証金額が発生しないとビジネスとしてはとても成り立ちません。

  そのような厳しい「ライセンスビジネスの常識」の下に、「1アイテムを5個販売して版権料が数百円」といった当日版権システムが
なぜ成り立っているのか?たった数百円程度の版権収入のために、版権元担当者が(通常ライセンスよりは簡略化されるものの)
上司の決裁を得た上で原作者に確認 (原典によってはゲーム会社、アニメ制作会社、ビデオソフト会社、
テレビ局など何ヵ所もの承諾が必要になる場合もあります)を取る作業を行うことは、 常識では考えられません。
そうした非常識がまかり通っている理由は「WFの当日版権はあくまでファン活動に対しての厚意」という部分にあり、
当日版権システムは「WFというイベントに対する信頼の上に成り立っている」ものなのです。

  当日版権システムを利用するディーラーの皆さまの中には
「版権料をきちんと支払っているのだから版権元やWF実行委員会にどうのこうの言われる覚えはない」
という考えを持たれている方が少なからず見受けられますが、
「当日版権はそもそもビジネスなどではない」という認識を持っていただけれぱと思います。

  そのような事柄を踏まえ、当日版権の取得につきましては、WF実行委員会も仲介マージン的なものは一切徴収していません
(これまでの「4アイテム以降は1アイテムにつき900円」という申請手数料は、受益者負担の実費相当額です)。

  今回、当日版権につきまして「1ディーラーあたり5アイテムまで」という申請数上限を設けさせていただきましたのは、
先にも記しましたように、当日版権申請数が5,000を超える状況に至った状況を鑑みてのことです。
これまではその事務作業を当日版権担当スタッフの練度とマンパワーで無理押しに近い状態でなんとか対応してまいりましたが、
この先達からず物理的に継続が困難となってくることが濃厚となってきたため、
取り返しのつかない破綻をきす前に、今回より1ディーラーあたり5アイテムまでという上限を設けさせていただきました
(5,000を超える申請アイテムのうち、その2/3は5アイテム未満 申請のディーラーからのものであったこと、
5アイテムを超えているディーラーの場合は再販商品の割合が高くなっていることから、「5アイテム」という数字を設定させていただきました)。

  なお、「再販商品は過去に販売したものなのだから、版権契約上の手続きや管理も簡単ではないのか?」
と思われるかもしれませんが、実際には、むしろ再版商品の方が複雑なケースが増えています。
まず、その商品が「再販扱い」にできるかどうかの調査(審査)があり、 さらに、同一の原作でも開催ごとに版権元が移行していてその結果から振り出しに戻り、
結局「新規扱い」になってしまったり(この場合は予備申請、監修、すべてやり直しになります)、
また近年は累計販売数に上限を設ける版権元も増えてきています。
ですので、 たとえば「今回は10アイテムを各3個づつ再販」ともなると、そこに必用とされる事務作 業量は膨大なものなのです。

  今回は1ディーラーあたりの上限申請数を5アイテムまでとさせていただいたことにより、当日版権申請が4,000台になりました。
もちろん、WF実行委員会としましても、これから当日版権システムの運用について、よりよいシステムに改良していくよう努めて参り ますので、
ディーラーの皆さまには今後ともより一層のご理解、ご協力をいただけますようお願い致します。


以上転載。原文ママ

でもって最初のマニュアルの文章も再掲載をしておきます。

以下マニュアルより転載。(脱字もそのまま)

WonderFestival2010[Winter]当日版権取得マニュアル
既存の版権キャラクターを製作、出品希望される方は以下の内容をご確認頂き、所定の手続きにて申請して下さい。
※オリジナル(創作)キャラクターに関しては申請不要です
(但し第三者及び既存キャラクターの権利を侵害していると実行委員会が判断した場合は出品不可とな

■申請アイテム数は5アイテムまでとさせて頂きます。
これまでワンダーフェスティバル(以下「WF」)ではディーラーの希望には可能な限り対応することを前提として運営を行って参りました。
しかしながら昨今の製作・生産環境の変化(注型業者への発注、複数のイベントヘの同一アイテムの申請etc.)
によりメーカーと変わりない規模の申請作品が増え、 原作のフアンによる個人的活動として版権許諾を頂いている版権元からも
「個数や売上など、多額の収入を得ることに対しての制限」 が設けられるケースも見られるようになりました。
そこで今回のWFより1ディーラーの申請可能アイテム数を5アイテムまでとさせて頂きます。
併せて「4アイテム以上の申請に対し発生しました手続き費を全廃」し、一律無料となります。

■提出書類の不備等の対応について各種申請書類や誓約書など、WF当日までに様々な手続きをお願いしておりますが、
未だ多くの書類に記入漏れや押印忘れなどが見られます。 これに対して再提出などの対応にかかる時間もかなりのものとなり、
結果的に判定通知が遅延する原因のひとつともなっています。
今回より書類や提出物の不備に対しては「基本的にNG』として取り扱い、その時点で申請手続きは終了となり ます。
展示・販売ともにできなくなりますので今まで以上に丁寧・慎重な書類の作成をお願いします。


以上転載。原文ママ

一応の感想と言うことで、書いておきます。
「最初からそう書いてくれればこんなページ書くことはなかったです」

あとは最近は結構お客さん気取りだったり、いい加減な態度で当日版権取る人も多そうなので、
その辺の対応は大変そうだとは思います。文章からもそんな感じが滲み出ていますし・・・。

あと蛇足ですが予備申請数、本申請数、本申請許諾アイテム数について、
フィギュアマニアックスさんでは毎回報告が載っています(全部確認してるわけではないですが)
この辺も参考になりますので機会があれば是非。

ということで、一応の決着と言うことでこの話題は終了といたします。


2009/8/13 WFでの委託頒布が不可な件について (8/16:WEB拍手返信追加)

とりあえず事実関係のみ書きます。

8月上旬にWF実行委員会にメールにて質問をしておりました。
その返答が先日いただけたのでそのお知らせです。

質問内容は

「委託頒布は可能か(一原型師あたりの申請数が5件以上になると言う話)」

というものです。
返答は

『ワンダーフェスティバル実行委員会としては
  「当日版権申請作品の委託販売は許可できません」
と回答させていただきます。』


とのことでした。
その理由として「可能にすると規制の意味がなくなってしまうから」と言うように書かれておりました。

上記に付随して、蛇足ではありますが
「1人で2ディーラー申し込みは可能か」
と言うことも一応聞いてみましたが、これについても「不可」とのことで、マニュアルにも書いてあるとのことでした。

以上が今回問い合わせてみての結果です。


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以下には補足として駄文を書いておきます。
主観も多々混じっておりますので、ご了承ください。

まず今回の件は規制に対してクレーム付けたいんではなくて、ただの質問であり、
その内容が他のディーラーさんにも必要かもしれない情報だったので、報告のようなものです。

そもそもこのような文を書いてる大きな理由は
「次回WFではうちのアイテム数が今回の15アイテムから5アイテムに激減するけど
  これはルールに従った結果であって、自分が力尽きてサボってショボくなったわけじゃないよ!
  ホントだよ!絶対だよ!責任転嫁じゃないよ!!」

っていうしょぼい自尊心からなのでw

「俺は今回の規制が気にいらねえ!だからもうWFには出ないんだぜ!」
とか言えたら面白いんですが、そんな気概もなく今後もイベントルールに従ってやるだけです。
実際問題としてWF出るかTF出るかということしか出来ませんから。
(手紙で意見送るくらいが限界なので・・・)

あと今回の問い合わせの理由ですが、言うまでもなく
「今まで5アイテム以上売っていたディーラーの分散は可能か否か」
を明確にしたかったためです。
「1ディーラー5件なら1人で2ディーラー申し込めばいいんじゃね?」
というのはあれを読めばすぐ思いつくことだと思いますし。

ちなみにですが、一原型師あたり5件以下で委託する場合や、
原型製作者を全部チェックするのか否か、そしてバレた時のペナルティ等については全く聞いておりません。
つーか聞いてもうちの場合無意味なので。あとそれ以上聞くとクレーマーと思われそうなので〜。



以下、今回の件に関係あるかもしれない情報。

・某所で聞いた話ですが、今年の春にあった「海洋堂ナイト」と言うイベントでの発言の話。
「版権事務は2人で行っていて超大変だから今後何らかの対策するかも」
と言う発言があったらしいです。
・・・あれ?版元は・・・?

・ライセンスフリー枠は今回の規制には無関係
これはWFのWEBでも書いてますが、これらは5件にカウントされないとのことです。

・2000年にWFリセット宣言がありましたが、
当時のMG誌をたまたまとってあったのでインタビュー記事を読み直してみました。
・・・。
抜粋するのも大変なのでしませんが、興味深いです。もってる方は是非。
その当時で本申請許諾アイテム数が4529件だそうです。(ちなみに639点が落としていたらしいです)
2008年冬のWFでの本申請数は4413件。(フィギュアマニアックスVol.27の付録より)
それを2人でやってるって・・・・。しかも半年に一度・・・。正直かなりの量だと思います。
版権処理している方々にはマジで頭が上がりません・・・。

(個人的には申請料はもっと取っても良いと思うんですが・・・。
それこそ卓代のみで25000円、版権申請料は追加で5000円(3件まで)それ以降は1アイテム3000円とか)

あとこのインタビュー内で「隣接ディーラーはやらない」って言うような表現がありました。
まあ状況が変わったから、これについてはもしかしたら可能性がなくもないのではないかと思いたいですが・・・。
つーか複数で出られないんなら出ないって人は結構居る気がしますが、どうなんでしょうか?そうでもないかな?


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そんな感じですー
それでは皆さん今後も良い造形ライフを!!

WEB拍手返信。(8/16付)
をしようと思ったのですが、突然WEB拍手の過去ログが消えてしまいました。
13日以降でもし送っている方がおられましたら申し訳ありません。
また、上記の内容でフィギュアマニアックスにWF2008冬のデータが載ってるという情報提供ありがとうございました。
(読んだあと更新しようとしたら消えていました・・・)
上記文章の修正をいたしました。


2009/7/31 WFで2010年以降、版権申請アイテムが5件までになる件について3

基本的に返信のみです。

>毎度のことながら,詳細な説明はあさのまさひこがモデグラ誌上でやったりするんじゃないですかね?
>申請数減少の可能性としては,
>・版権元から文句が来たので,とりあえず申請数へらしてみようというテストケース.
>・版元は関係なく,いつかのリセットのような超大型化したWFを縮小するため.
>・造形イベントとしてオリジナルをもっと作れ.
>・オリジナルものを増やしたいので,版権モノは控えてね,的なこと.
>なにはともあれ,確かに詳しい説明は欲しいですね.
>それが無いとどうにもなんとも,憶測しか言えませんから.来月のモデグラを楽しみにしておきましょう.
うーんどうなんでしょうねえ。
やるならやるで売れそうな気がしますw>モデグラ
現状憶測自体が見当違いの可能性もあると言うのがなんともかんともですね。
すべての詳細を説明できないこともあるんでしょうが、もうちょっと上手い説明が欲しいですね。

>こんばんは、自分もディーラー参加しているのですが今回の件は納得できかねるところがありますね。
>一人当たりの申請数や一アイテムごとの上限を加えれば商売性をおさえることはできると思います。
>トレフェスのほうに再販をまわして上手くやっていくしかないのかと思いますが、
>あちらでは降りない版権もある現状ではつらいものがありますね。もう少しイベント自体の未来を見据えた施策をとっていただきたいものです。
こんばんは、商売性の否定であるならば1原型師の申請数にしたり、売上額の上限設定の方がわかりやすいですよね。
ですが、それすら分からない説明と言うのが問題だと思います。
いずれにせよイベント自体はどうしても面白みが減ってしまうのでそれが残念ですねえ。
当日版権の崩壊より先にイベントの終焉にならなければ良いんですが(考えすぎだとは思いますが)
あと規制の影響のあるディーラーが多いのか少ないのかも気になります。
多いならばイベントの熱の低下は否めませんでしょうし、少なければ「版元に影響ないんじゃね?意味無いんじゃね?」
と言うような気が・・・。あとはごく一部のディーラーだけと言うならピンポイントで規制とかでしょうか?


2009/7/28 WFで2010年以降、版権申請アイテムが5件までになる件について2

昨日のWF5件縛りについてご意見ありがとうございます。
まず、断っておきたいのですが、版元様に対して文句を言う気は全くありません
今回の規制が版元様からの意向ならばそれも仕方ないなーと諦めもつきますが、
そうであるのかどうかが、あの文章からはちょっと分かりづらいのです。(以下あとで書きます)
WF実行委員会に対しても文句があるわけではなく、あの文章に納得が出来ないと思ってください。
(まあ実質WF実行委員会になってしまうかもですが)
また、あの文章だと頭きているように感じたかもしれませんが、 そんなには怒ってないですw
どっちかというと「次回どうしたらいいの・・・」という感じです。
テンションはイベント後とは思えないほど下がっております。
あとは今後の告知という意味合いでした。(毎回5件までと説明しないといけないので)
文章も上手くないので伝わりづらい部分も多かったと思いますが、
ちょっと誤解されてる点もあるように見受けたので、書こうと思います。

・次回以降の再販
まず言いたかったのはこれでして、今回ありがたいことに再販希望も頂けたのですが、
新作の数によってはどうなるかわからなく、かといって再販のみで参加と言うのも 個人的にしたくないというか、
面白みは全く無いため無いと思います。
ですので、次回再販が少なくても「WFでは5件までしか申請できません」 と言うことをご理解してもらいたいなーと言う保険をかけた意味が大きいです。
今回のWF当日、午後遅くにこの事実を知ったので、それまでは次回も再販は普通に出来ると思っていました。
まあ最近だけ頒布物が多かったってのもあるのでそのうち「5個とか無理」って言ってるかもしれませんがw

・モチベーション下降
うちの場合、イベント参加当初からして「色んなものを作ってたくさん展示する」のが楽しみでした。
初っ端からメカとフィギュア出してましたしw(WHFだったけど)
そういう意味で今回のレギュレーション変更は自分の活動に対して全否定とも受け取れたのです。
それに転売を最小限にしたいのもあって再販していたというのに・・・。
なので怒ってると言うより、凹んでる状況です。
他ディーラさんもそういったことは話していたのでうちだけの話ではないと思います。

・「これ言い出したの誰?」
今回の理解出来ない点について言っているのがこの一言でして、
言い方はあえてきつめにしましたが、 結局のところ「版権元」「海洋堂」「その両方」「その他」 のどこの都合が大きかったのか、
それがあのマニュアルでは分かりづらいために納得できないと言うことです。
いや、詳細を話してくれとは言いませんけれども。大人の事情は多々あるでしょうし。
でももうちっと納得させて欲しいんです。

最初に考えられるのが、版元様からの意向の場合です。
コメントなどで「版元が言うなら仕方ないのでは?」というご意見がありましたが、
当然、版元様に逆らう気は毛頭ありません
ただ、あの文章では曖昧すぎて納得が出来ないと言うことです。
版元様からの意向なのかどうか自体があやふやに見受けられるんです
こちらは版権降ろしていただいている立場ですし、当日版権という特殊性も理解しているつもりです。
毎度ビッグオーの胸像なんてものにわざわざ時間割いてもらって申し訳ないとも思っています。

例えば大半の版元様から「申請しすぎだからもっと減らしなさい、それなら今後も降ろしますよ」
というような事が背景にあったというのであれば理解できますし、納得できます。(あくまでイメージ)
でも正直あの文面からそうとは取りづらいのです。

マニュアルによれば

『メーカーと変わりない規模の申請作品が増え、原作のファンによる個人的活動として版権許諾を頂いている版権元からも
「個数や売上など、多額の収入を得ることに対しての制限」が設けられるケースも見られるようになりました。
そこで今回のWFより1ディーラーの申請可能アイテム数を5アイテムまでとさせて頂きます。』


となっています。 額面どおり受け取るならば問題は「売上額」ということだと思います。
とすれば、1ディーラーあたりの申請数とはあまり関係ないんじゃね?と考えてしまいます。
1アイテムの上限を設けるのならば話はわかりやすいですが・・・。
というかアイテムによらず一律50個上限とかの方が普通の対応な気がします
さらにディーラーを分けられるのならば件数規制はあまり意味は無いのではないのでしょうか?
実質、それが出来ないディーラー分の申請が減るので、そういう意味でWFでの全体の申請数は減るはずですが・・・。
ここで切られるのはマイナー路線や一人身のディーラーになるでしょう。

あと考えられるのが、
「現状でも規制かけている版権元があるわけだから、
それがどんどん増えていけばいずれ版権自体降ろさなくなる可能性がある。
だから今のうちに自粛してもらう意味で5件にしよう」

っつー事です。これが版権元様に対しての誠意と言うかポーズになるのかどうか良く分かりませんが、
可能性としてはあると思います。

次に考えられるのがWF実行委員会の限界です。
正直なところ、申請1件900円と言うのは安いと思っています。
ですので、きついのならば上げてもらって構わないと思っています。
でもそれならそれでそう言ってもらったほうがやはり納得できるわけで・・・。

そして前述のように、仮に1ディーラーを2つに分けることが可能ならば、
版元様の都合よりもWF実行委員会の都合が大きかったということになるのではないでしょうか?
版元様からすれば、いくらかの申請数の減少、WF実行委員会からすれば事務手数料の増収ということになりますから。
いや、それが悪いと言ってるんではないです。
もしそうなら今回の規制の責任を全面的に版権元に擦り付けているわけで、全然すっきりしないんです。
はじめっから「厳しいんで人員増やしてその分値上げします」の方が全然良いんです。

おそらくですが版元様、WF実行委員会、イベントの存続、様々な都合を考えての結果だとは思うんですが、
やはりそうだとしてもあの文章では説明不足だと感じています。

以上、どれだけ伝わったかは分かりませんが、こんな感じです。
次回のアイテムについて1ヶ月間悩むことになりそうです。
所詮こんなところで愚痴っても、結局のところ可能な範囲で出来ることをやるしかないのでw
オタク文化がある限りガレキも簡単にはなくならないとは思ってたんですが、
今回の動きがどのような影響があるのか気になりますね〜。

WEB拍手返信
>10コ販売までなら制限なし、50なら10、100なら5とか、段階制では駄目なんですかねぇ?
そうなんですよね、展示まで規制がかかっていますからね。段階的だとWF実行委員会が大変だと思われます。

>頑張れよとしか良いようがないな!頑張ろうぜ!
ありがとうございます。でもどっちかというと今まで頑張って再販してきたりしたことが出来なくなるので、
そういう意味では頑張れなくなる環境になるかとw

>キャラホビといい、ガレキ放逐の動きが加速してますねー
一般的に「模型離れが進んでいる」と言われますが、
それならガレキみたいなどう足掻いてもメジャーになれないものなんて放っておいても滅亡しそうなもんなんですがw
オタクがみんなエアブラシ持っているような状況なんてありえませんからねえ。

>WFはあくまで版権元の善意から成り立っているものです.
>個人活動として認められる利益にしては度が過ぎていると版権元が判断した結果,今回の申請制限ができたのだと思います.
>簡単に言えばファン活動と判断できないほど利益をだしているサークルさんがあるのでしょう.
>版権元から文句を言われればWF自体が無くなる恐れがあるため,海洋堂だけを責めるのは酷だと思います.
>まぁ,ひっそりとやっていた頃と比べて,WF自体の規模が大きくなって,版権について無関心な人が増えすぎてしまったのも問題なのでしょう.
>グレーゾーンとはいえ,一日版権というものを理解せずにヤフオクで転売する人もいるくらいですからね.
>もし,「これ言い出したの誰?」が版権元ならば,逆らうことは不可能です.版権元が許可してくれなければこのイベントは成り立たないのですから.
>正直俺もアビラさんのラインナップも造形も大好きなので,申請制限は残念ではありますが,あまり熱くなりませんよう.
>それはそうと,メディック欲しかったな…….メッセは遠いですよ.
長文どうもです。あと熱くなっているように見えたようでお心遣い感謝します。
メディックはすいません今回で終わりでした。
ご意見についてですが、大体は上記の方で返答になってるかと。
あと今回海洋堂を責めているとすればあの文章についてのみですね〜。
それと利益出しまくりディーラーがあるのは確かですが、うちのアイテムでもそうなように、
版元ごと頒布数規制がかかっていることは珍しくありません。
ですから版元様の判断で「儲けすぎじゃコラ!」って言う場合は、端から規制がかかっている状態です。
またそれでも許諾したくない場合は単純に予備申請の段階で通らないわけです。
それにたいして5件縛りと言うのは効果があるのかなーっていう疑問がある感じですかねえ。

>全く同意です(自分も多品種ディーラーです)販売数ならともかく種類を減らすのはWFのカオス度を下げるだけですよね
そうなんですよねえ、いやカオス度を下げることにより「未来永劫当日版権制度不滅!」とかになるなら納得できますがw
「90センチ卓で15000〜20000円、申請4アイテムまで、隣接可能」とかならばいいんですけど。
180センチで5アイテムはあまりに殺風景過ぎます。


2009/7/27 WFで2010年以降、版権申請アイテムが5件までになる件について1


ここから先はうちのディーラーの個人的な話になります。(長文なので注意)
まず先に言っておきますと、オリジナルをやることはほぼ無いため、版権アイテムのみに絞った話です。
うちの場合、2ディーラーに分けることは難しいため、今後も1ディーラーでも活動となると思われます。(どうなるかわかりませんが)
そうなると毎回5件と言うことになります。
例えば今回15アイテムありましたが、このレギュレーションでやる場合、そのうち10アイテムは頒布できなくなります。
となりますと、消去法で新作のアイマス3種、大河、ビッグオー胸像1種のみの頒布になると言うことです。

そして、 次回WFで新作を出す場合、今回の新作の再販は一つずつ出来なくなります
仮に1種新作があった場合、まずビッグオーの再販はなくなるでしょう。2種ならアイマスのどれかが無しに、と言う感じです。
現実問題として、おそらく採算度外視のビッグオー胸像は次回もあるはずなので、
今回の新作のビッグオー胸像の再販はなくなるはずです。
そして、他にフィギュア1体新作を出す場合、今回の新作フィギュアの1体は再販は無いことになります。
「ビッグオー胸像なんて他イベントで出せばいいんでは?」
と言う意見もあるでしょうか、当日版権はWFでしか降りない版元様も多数あります。
アイマス、ビッグオーはその例です。

また2ディーラーに出来た場合、(それこそ”プラヅマ法力模型2”とかw)
現状のマニュアルによれば隣接ディーラーの指定は出来ません。
ですので、例えばですがAブロックの”プラヅマ法力模型1”ではアイマス関係、Bブロックの”同2”でその他のものを頒布
というような展開になることが考えられます。当然どちらかにしか自分は居られません。あとは売り子任せです。
またこの方法が可能かどうかも分かりません。

さらに、こうなった以上どうしようもなさそうなので言っておきますと、
ビッグオー胸像が10種とか出来た時点でそれまでの全種類を展示すると言うネタをやる予定でしたが(予定では来年中でした・・・)
それも叶わなくなりました。
それに自分の場合、好き勝手に色んなもの作ってイベント参加するのが好きなため、
ビッグオーだけの卓やアイマスだけの卓と言うことをやっても全く面白くもなんともありません。
他のディーラーさんの卓でも色んなものが展示されてるのがイベントの面白いところだと思うのですが、
幅180センチの卓に最大で5アイテムのディーラーしか居ない会場と言うのは、
想像するにかなり物寂しいものになるんではないでしょうか。
誤解なきように言っておきますと、それ以下のディーラーが寂しいというわけではなく、
今回までのようなアイテムてんこ盛りのディーラーが次回以降ほぼなくなることにより、
会場全体の印象が寂しくなるのではないのかという事です。
ちなみにですがうちの場合、今回2卓(360センチ)でフィギュア16体分の量でした(胸像は2つで1つと計算)
一般参加者の方も含めて聞きたいですが、スカスカの卓ばかりのイベントって来てみたいでしょうか?

今回このようなことになった経緯について、マニュアルを読んでも得心できない感じです。
特に最後「そこで〜」のところ。
当然のことながらWF運営について内情などはわかりませんし、各版元様についても同様です。
海洋堂的には「こうしないと当日版権は消滅しますよ」ってことなのかもしれません。
ですがこのマニュアルから判断するしかないです。
1ディーラーとして、このマニュアルを読む限りわかることは、
・今後WFがつまらなくなりそう
・注型業者の否定
・メーカー(ガレキメーカーでしょうけど、どこだろう?)と同じ規模の売上を出すディーラーを減らすために
 「版権申請アイテムは5件まで」にすると海洋堂が判断したこと

くらいでしょうか?

とりあえず、うちにみたいに適当に色々作ってる場合、再販が難しくなりそうです。
今まで再販も出来る限りはしてきたと思っています。
というのも、個人的に一般入場者の方が買いにくいイベントと言うのは絶対嫌ですし(自分なら客としてくる気がしなくなる)
そうなるとイベント自体も魅力が減っていくと考えるからです。
ですが、今回の変更はそれらを全否定されたようなものでして、頭を痛める出来事でした。
ですので、一意見としてHPにてこのような文章を書いてる次第です。
海洋堂のほうへも意見や質問をぶつけた方がいいものか、その辺も検討しています。
あとは署名したりとか効果あるのかなーとか。

★以上、4行まとめ★
・今後再販が厳しいかも
・ネタアイテム枠が減るかも
・机がスカスカになるよ
・一般入場のお客さんが買いにくくなるかも


良い事がないじゃないか!!まさに誰得!
ネガキャンはるつもりは毛頭ないですが、良いことは一つも無いような気がしますよ。
最後に今回の規制について一言
「これ言い出したの誰?」


以上